2006-01-01から1年間の記事一覧

本年最後の更新

冬コミに参加された方々、お疲れ様でした。この冬はさほど寒くもなく、天気にも恵まれて、非常に過ごしやすいコミケだったのではないかと思います。『本ラノ2007』のほうも、おかげさまで多くの方に手に取っていただきました。この場を借りてお礼申し上げま…

いよいよ明日!

上にも書いてありますが、明日、コミックマーケット71会場にて『本当はこのライトノベルがすごい! 2007』を頒布します。一足先に手元に届いた見本を見る限りでは、なかなかいい仕上がりになったのではないかと思います。参加される方はぜひお立ち寄り下さい…

冬コミ情報

私が所属している文芸サークル「新月お茶の会」より、昨年、一昨年に引き続き今年の冬コミでもライトノベル本を発行します。 タイトルは『本当はこのライトノベルがすごい! 2007』。メインコンテンツは、今年で3回目になる「ライトノベルベストランキング…

『このライトノベルがすごい! 2007』発売中です

このライトノベルがすごい!2007作者: 「このミステリーがすごい!」編集部出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2006/11/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (88件) を見る 今年で3回目になる宝島社『このライトノ…

このライトノベルがすごい! 2007

近日発売予定の『このライトノベルがすごい! 2007』ですが、制作に協力されている方々へはぼちぼち手元に本が届いているようで。このライトノベルがすごい!2007作者: 「このミステリーがすごい!」編集部出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2006/11/21メディア:…

影響力の指標について

http://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20061116/p4 ネット上での言及数や、同人誌即売会でのサークル数から影響力を考えると、美少女ゲームの影響力はそれほど大きくない、という意見。 んーと、そうではなくて、ネット上での言及*1や、同人誌即売会でのサークル…

美少女ゲームの影響力

http://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20061115/p2(下「追記」部) ただ、これだと一時期の美少女ゲームが持ってた影響力の強さは説明できません。うーむ。 なるほど。私としては美少女ゲームとライトノベルの購買層の差を説明するだけで十分だと思っていたので…

ライトノベルを読んでいるオタクは実はそれほど多くない

http://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20061115/p2 複雑な気分ではありますが、「ライトノベル」というジャンルはアニメ・マンガに対してまだまだ比肩しうるものではないと考えます。主な根拠は媒体としての影響力と市場規模の小ささです。ただ、そうすると美少…

現在時点でのライトノベル系各新人賞の「当たり年」

雲上四季 - ラノベのヴィンテージを探せ! 平和の温故知新 - ヴィンテージの年とアニメ化の話 個人的には、新人賞全体を通して「これだ!」といえる年は今のところ見あたりません。年ごとの当たり外れはもちろんある程度はあるでしょうが、その中で突出して…

考えて記事を書く、ということ

http://blog.livedoor.jp/m_s_r/archives/50701226.html 『危険』というのは『得体の知れない論になる』というような意味だと思うのでそれを前提に話しますが、御指摘はもっともで、読む人それぞれで意味が異なるような言葉はできれば使わない方がいいでしょ…

不用意に「オタク」とか書くのはやめたほうがいいんじゃないの、という話

http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20061006/1160141129 http://blog.livedoor.jp/m_s_r/archives/50698743.html 「人は」ではなく「オタクは」とあえて限定しているからには論者は「布教したがるようなメンタリティを(非オタクに比べて強く)持っているこ…

主要な少年向けライトノベルレーベルのまとめ(一般向け)

主要な少年向けライトノベルレーベルのまとめ 解説はともかく、気になるのは例として挙げられている作品群。押さえるべきところは押さえられてますが、どうしてもコアユーザーというか、「ライトノベルサイト寄り」だなあ、という印象です。もっと一般的な、…

トラックバックの話

期せずして、昨日今日と立て続けに同じブログの内容(記事は異なる)に何度も言及することになったので、一時的に自動トラックバックを切ってみました。たまたま私の非常に狭いアンテナに引っかかった記事の中で、言及したいと思うものが(珍しく)いくつか…

ネット上のコミュニケーションについての実感

先の記事に反応があったので補足。引用された部分について、全部が全部他人との意識の共有について意識を払う必要はありませんが、そうするべきか否かの判断は常にある程度気にかけておいた方がいい、と思ってます。 ただ、ネットではそもそもそういった意識…

ライトノベルの市場構造を分析する態度について思うこと

ライトノベルの市場構造に関する話題を受けて。 少年少女科学倶楽部 - ライトノベルの市場構造の話 ウィンドバード::Recreation - 『涼宮ハルヒ』の人気とスニーカー文庫の人気が結びつかない理由 平和の温故知新@はてな - 9月16日の記事 結果からこういう…

ライトノベルと奇書と言葉の定義の話

なにやらちょっとした盛り上がりを見せている(た)こちら周りの話題について。 問題だった点としてはこちらやこちらで言われているとおり、未定義のものについて未定義のまま語ろうとしたしたことでしょうが、私が感じている限りこういった問題は今にはじま…

『このライトノベルがすごい!2007』アンケート実施中

宝島社の公式サイトで、今年度版『このライトノベルがすごい!』のアンケートが開催中です。 http://tkj.jp/2006_lightnovel/ こうしたライトノベル関係での投票形式の企画というのは2ch大賞をはじめあちこちで行われていますが、それらの投票者層がどうして…

『ひぐらしのなく頃に 祭囃し編』雑感

以前あれこれ書いた手前何か書いておいたほうがいいと思ったので簡単に。 問題編までは、『ひぐらし』は普通におもしろい。 ご都合主義や少年漫画的展開をある程度許容できれば、『ひぐらし』は解答編を含めておもしろい。 完全に作者の手のひらの上で踊って…

有明に行きます

同じく行く人でこの時間にここを見てる人が一体何人いるのかはなはだ怪しいのですが、背中に「妹命」とか書いた紙を貼ってる零崎双識がいたらそれは多分我です。ので見てみないふりをしてください。 あと双識は何もアピールがないとスーツ着てオールバックに…

「ライトノベルを薦める」ということ

Angel Heart Clubさん、7月22日の記述より。 うーん、ですから先のエントリは、ライトノベル作品を「ジャンル小説」としてではなく、あくまで「ライトノベルとして」薦めることを念頭に置いて書いているのですが。 ライトノベルとして認識されている作品を、…

フォームメールへの返信

「100部刷るのにも大きな覚悟がいるようなサークルもある」って、まさにそういう話をしてたんじゃないのか。リンク先は。 ついでに「だったら売れ行きがどうあっても次の本が出せるような形で出せばいいじゃん」はそれこそ、こだわりの問題が絡むんでは? と…

同人誌を「売る」ということ(まとめ)

その後も色々な方面からのご指摘を受けて、あらためて自分の考え方について思い返してみました。 どうやら自分には「同人誌を『売る』」という表現そのものに対して強い抵抗があるようです。「同人誌」というのはもともと同じようなものを好む人々が、その中…

同人誌を「売る」ということ(補遺)

先日の記事については、多くの方から様々な形でご意見をいただきました。ありがとうございます。 私が先の記事を書いた理由のひとつは、くじういんぐ・ドットコムさんが7月18日の雑記でも書かれているように、「作りたいから作る」という大前提が蔑ろにされ…

ライトノベルにおける「入門書」とは

ライトノベルとその「入門書」の話。 Welcome to S.O.A! - ライトノベルに入門書はいらない? ウィンドバード::Recreation - 小説とオタク文化とライトノベルの位置関係 empty island - ライトノベルは恐ろしい まず思うのは、書いた人と文脈によって「入門…

ライトノベルのイラストと作家の関係

http://d.hatena.ne.jp/megyumi/20060715/p2 ライトノベルのメイン読者層である中高生をターゲットに「売ること」を考えたとき、この「作家と絵師にコンビを組ませる」というのは非常に有効な手段でして。というのも、彼ら中高生には「作家の名前を憶えない…

同人誌を「売る」ということ

http://ryokusuiteien.blog59.fc2.com/blog-entry-88.html http://kuji-wing.com/Zakki.htm#20060706 書いていることついてはまあ、理解できないでもないですが、これらの記事を読んで私が強く反発を覚えるのが、その裏に透けて見える「同人誌」の捉え方です…

明日から3日ほど家を空けるのでフライング更新。独り言以外の何か様をネタ元にふたつほど。

SFファン交流会参加レポ(後編)

前回の続き。休憩後、キャラ類型解説の補足説明が再開されたところからになります。

SFファン交流会参加レポ(前編)

SFファン交流会の7月例会に参加してきました。今月は作家の新城カズマ氏をゲストに迎え、「『ライトノベル「超」入門』を語る」ということで、本についての補足や裏話を数多く聞かせていただきました。単純にお話として聞いていて面白く、参加してよかったと…

なるほど。

私は世間的には「総スカンを食らっていた」ことになってるのか。へー。 別にこのブログにどういう形でリンクを貼ろうが自由ではあるのですが、自分に害しかもたらさない形のリンクというのはやはり看過できるものではないわけでして。そもそも「ライトノベル…