2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「極限状況に置かれた一般人」の描写についてはいろいろ考えさせられますな

バレンタイン上等。 (MF文庫J)作者: 三浦勇雄,屡那出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2006/01/25メディア: 文庫 クリック: 12回この商品を含むブログ (52件) を見る 「上等と書いてくそくらえと読む」シリーズ第2弾。 主人公ズのへたれっぷりも…

富士見ファンタジアの解説はいい加減どうにかならんもんかなあ

抗いし者たちの系譜 逆襲の魔王 (富士見ファンタジア文庫)作者: 三浦良,KIRIN出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2006/01/20メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 46回この商品を含むブログ (73件) を見る 第17回ファンタジア長編小説大賞審査委員賞受賞作。 …

倍の枚数でじっくり書いたほうが良かったんでは

戦う司書と雷の愚者 BOOK2 (集英社スーパーダッシュ文庫)作者: 山形石雄,前嶋重機出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/01/25メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 28回この商品を含むブログ (101件) を見る どうも一部で評判が良いらしい話の続編。 つーかぶ…

こんなにヤバいのは(検閲削除)以来だ

V‐MAX―ヴァーシャ・マックス 正義を貫く物語 (富士見ファンタジア文庫)作者: 栗原かずさ,ギンカ出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2005/12メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (7件) を見る 1ヶ月前の積ん読を消化。 まずひと言、ヤバい。何…

返信その2

流星亭のKarmaさんからも返信をいただいていたようです。 正直感情の先走った意見で反論する気力もあまりありませんが、偏った内容の批判を黙って見過ごすことで、向こうのサイトの読者の方に自分の考え方を誤解されるのは本意ではないので、一応内容的には…

返信

id:simulaさんから返信をいただきました。ありがとうございます。さらにそれを受けてこちらも思ったことをつらつらと。 狭義の推理という方向性から進むようになっていたことで、読者の興味を引くようになっていたというのはその通りだと思います。自分の興…

「ひぐらし」とゲーム攻略

あとこちらも反応遅れましたが、下記の記事についても少々コメントをば。 だじゃれ絵描き: ひぐらしと推理について 1段目はOKなので2段目について。 >ここで重要なのは「『推理する』ことをプレイヤーに強く要請していたこと」と、「ここで『推理する』とは…

「ひぐらし」は、謎がすべて明らかになった「エヴァ」である、という仮説

話がどんどんいろんな方向に広がっていくのでどうしたものかなあ、と思ったのですが、とりあえずもう少しだけ「ひぐらし」という作品に付き合ってみたいと思います。 そんなわけで、少々反応が遅れましたが、まずは下の記事から。 答えつき設定考察ものであ…

宣伝。

1月30日、来週月曜日に宝島社より「戯言シリーズ」の作者・西尾維新のこれまでの軌跡を綴った「西尾維新クロニクル」が発売されます。 で、私宇佐見、実はこの本のあちこちで色々と書いてたりします。 西尾維新クロニクル出版社/メーカー: 宝島社発売日: 200…

「本格」としての「ひぐらし」を改めて考えることは、議論をさらに発展させる上で決して無意味ではない

『ひぐらし』の”ミステリ的な”魅力について(『ひぐらし解』の多重解決構造) うーん、なんでこんな反応になっちゃうんでしょうか。 私は先の記事において、たしかにミステリ的見地から「ひぐらし」を批判しましたが、だからといって「『ひぐらし』という作…

ミステリーとしての『ひぐらしのなく頃に』の問題点-まとめ(補遺)

21日のエントリに関連して、より深く切り込んだ記事があったので紹介させていただきます。 こぐにと、 cognit, 私のエントリと同様「ひぐらし」のミステリとしての問題点を指摘しつつ、その先の「ルール推理」の問題についても言及されてます。しかも実際に…

ミステリーとしての『ひぐらしのなく頃に』の問題点-まとめ

こちらあたりを参考にしつつ。というか←のまとめ+αくらいな感じですが。 例によって「皆殺し編」までのネタバレを多分含むので隔離。

エロゲーとライトノベルが違うのは当たり前、という話

なにやらライトノベルとエロゲーの違いについての議論がわき起こっているようでありますが、リンク先にも書かれているように両方をそれなりに楽しんでいる人間としてはどうしてこの二者が比較されるようなことになるのかがさっぱりわかりません。たぶん見た…

解説で「作者は清楚な人妻」「はんなりと穏やかな物腰の美人」とか書くのは反則だと思う

BLACK JOKER ―少女たちの方程式― (富士見ミステリー文庫)作者: あくたゆい,風都ノリ出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2006/01/07メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (17件) を見る いわゆる暗号解読もの。が、正直今ひとつ。このくらいの…

「遠いところの臭いを嗅げる能力」と書くとなんか微妙に嫌な感じですね

エクスプローラー 覚醒少年 (富士見ミステリー文庫)作者: 北山大詩,石田あきら出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2006/01/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (36件) を見る おお、結構面白いよ? 基本の設定としては主人公が…

富士ミスはほかのレーベルに比べて時代物が多いのか?

楓の剣! (富士見ミステリー文庫)作者: かたやま和華,梶山ミカ出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2006/01/07メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (31件) を見る 元気な女の子が主人公、というだけで点が甘くなりがちな私ではありますが、そ…

富士見ミステリー文庫の新人3作品を読んでみた。全体的に悪くない感じ。富士ミスは方向転換してからそれなりにいい感じにやってきてますな。あとはまあ、レーベル代表作といえるものが出てくれば文句なし、ってとこでしょうか。はてさて。

表紙のデザインも大好きです

護くんに番外編で祝福を!〈2〉 (電撃文庫)作者: 岩田洋季,佐藤利幸出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/01メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (38件) を見る 私宇佐見が目下最強の学園ライトノベルと信じて疑わない「護くんに女神…

コミケ前に行っていたカウントダウンについて、年末年始にかけていくつかのサイトで取り上げていただきました。かなり日にちが過ぎてしまったものもありますが、こちらで確認できた範囲で紹介させていただきます。(敬称略) I Would Give You Anything イェ…

本年最初の更新です。本来なら新年の挨拶でもするべきなのでしょうが、もう日にち的にそういう雰囲気でもないかと思うので省略。 まだ方向性がどうにも定まってないサイトですが、とりあえず今年もよろしくお願いします。