富士見ファンタジアの解説はいい加減どうにかならんもんかなあ
- 作者: 三浦良,KIRIN
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2006/01/20
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 46回
- この商品を含むブログ (73件) を見る
やべえ、面白い。表紙見てあらすじ読んで扉絵見て「これは面白い」という直感があったのだけれど、うむ、俺の目に狂いはなかった(この前と言ってること違う)。
勇者が魔王になることで魔王を倒し、倒された魔王が今度は魔王となった勇者に復讐しようとする、という導入だけでも「おっ」と思うけども、この話はその後の展開が非常に面白い。単なる復讐譚やラブストーリーに収まるのではなく、それでいて納得のいく結末に落ち着くのは、登場人物一人ひとりがしっかりと「自分の意志」というものを持っているからだろう。派手さとか見た目のインパクトとかはあまりないけども、その地に足のついたストーリーテリングがとにかく心地よい。