徒然

「ひぐらし」は、謎がすべて明らかになった「エヴァ」である、という仮説

話がどんどんいろんな方向に広がっていくのでどうしたものかなあ、と思ったのですが、とりあえずもう少しだけ「ひぐらし」という作品に付き合ってみたいと思います。 そんなわけで、少々反応が遅れましたが、まずは下の記事から。 答えつき設定考察ものであ…

「本格」としての「ひぐらし」を改めて考えることは、議論をさらに発展させる上で決して無意味ではない

『ひぐらし』の”ミステリ的な”魅力について(『ひぐらし解』の多重解決構造) うーん、なんでこんな反応になっちゃうんでしょうか。 私は先の記事において、たしかにミステリ的見地から「ひぐらし」を批判しましたが、だからといって「『ひぐらし』という作…

ミステリーとしての『ひぐらしのなく頃に』の問題点-まとめ(補遺)

21日のエントリに関連して、より深く切り込んだ記事があったので紹介させていただきます。 こぐにと、 cognit, 私のエントリと同様「ひぐらし」のミステリとしての問題点を指摘しつつ、その先の「ルール推理」の問題についても言及されてます。しかも実際に…

ミステリーとしての『ひぐらしのなく頃に』の問題点-まとめ

こちらあたりを参考にしつつ。というか←のまとめ+αくらいな感じですが。 例によって「皆殺し編」までのネタバレを多分含むので隔離。

エロゲーとライトノベルが違うのは当たり前、という話

なにやらライトノベルとエロゲーの違いについての議論がわき起こっているようでありますが、リンク先にも書かれているように両方をそれなりに楽しんでいる人間としてはどうしてこの二者が比較されるようなことになるのかがさっぱりわかりません。たぶん見た…

ネタバレは必ずしも未読者にとって悪なのか?

ネタバレを「悪」とする意見の最大の理由は、未読者の購買意欲を削ぐから、というものでしょう。ネタバレによって読者はその作品への興味をなくし、作家は読者(購買者)をなくす。このような見方からすれば、確かに「悪」と言って差し支えないでしょう。し…

返信の返信

http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/2005_12.HTM#d23_3 まず最初に、私は「オタク向けの作品(具体的には「まぶらほ」「乃木坂春香の秘密」あたりでしょうか)を好んで読む層」というものを想定していませんでした。私もそういう作品を読まないではな…

これのつづき

なんかあちこちに話が広がっているらしく。 http://www016.upp.so-net.ne.jp/satake/diary.frame.html (21日分) http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/2005_12.HTM#d21_3 http://d.hatena.ne.jp/tonbo/20051222#p1 もっとも私の言いたいことは下リン…

返信

好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! [2005年12月] 少々言葉足らずでした。私が「大事なのはその認識をもった上で、10代読者の感性も忘れないようにすること」と書いたのは、まさにその「『10代の頃の視点で見たときの作品の良さ』を理解すること」です。…

ネタバレについて

ネタバレについて考える - BLOG STATION http://homepage1.nifty.com/maname/log/200512.html#172211 2005-12-17 関連してひとつすごい意見があったんで紹介。 http://www016.upp.so-net.ne.jp/satake/(12月18日の日記) この人、飾られた記号―The Last Obj…

ライトノベルの読者層問題

好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! [2005年12月] こちらにも関連した記事がありますが、ここでお二方に共通しているのは「ライトノベル読者の中心は10代」と思ってらっしゃるということです。別の角度から見れば、10代読者と20代以上の読者の間にライト…

「銀盤カレイドスコープ」と「ヒカルの碁」

上の文を書いていて思ったのだけれど、「銀盤カレイドスコープ」と「ヒカルの碁」はよく似てるなあ、と。 まず、どちらも比較的マイナーな競技を扱っている。どちらもある日主人公が幽霊に取り憑かれるのをきっかけにして、一流の選手への道を歩んでいく。そ…