ライトノベルのタイトルロゴに使われているフォント(2010年6月/富士見ファンタジア文庫、一迅社文庫)
昨日に続いての更新。今日は2レーベル分です。まずは富士見ファンタジア文庫から。
Impact。WinでもMacでも標準で入っている、有名なフォントですね。
- 作者: 深見 真,mebae
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2010/06/19
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2文字とヒントは少ないですが、「Re」は恐らくUnivers Ultra Cond。これまた斜体がかかっていて難しいですが「バカは世界を救えるか?」はリュウミン(モリサワ)だと思われます。Re(アールイー): バカは世界を救えるか? (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 柳実 冬貴,一葉モカ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2010/06/19
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かなり加工していて中には元とかなり変わっている文字もあるのですが、ひらがな部分はモリサワのはせトッポを元にしていると思われます。「僕」は同じくモリサワの新ゴかと。だから僕は、Hができない。 死神と人生保障 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 橘 ぱん,桂井よしあき
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2010/06/19
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アリアンロッド・サガ3 ロンサム・ヒーロー (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 矢野 俊策,F.E.A.R.,佐々木あかね
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2010/06/19
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- 作者: 大楽 絢太,桜沢いづみ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2010/06/19
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上記3つの作品は、カタカナ部分の元となっているフォントが同じなのでまとめて紹介します。ベースになっているのはモリサワのゴシックMB101。『テツワンレイダー』は払いの部分が角張っていたりとかなり加工しているのですが、字の形を見る限りMB101がベースなのは間違いないと思います。レジェンド・オブ・レギオスII イグナシス覚醒 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 雨木 シュウスケ,深遊
- 出版社/メーカー: 富士見書房
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今回二度目の登場となるリュウミン(モリサワ)。『書体の研究 for Digital Creators』ではサブタイトルの書体についても調査されているので、興味のある方は手に取ってみては。生徒会の八方 碧陽学園生徒会議事録8 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 葵せきな,狗神煌
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2010/06/19
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うろこの形に特徴があることから、漢字がTB明朝(タイプバンク)というのはすぐわかったのですが、「ル」や「マ」の形が明らかに違う。確証はないですが、この2文字だけ行成に変えているのではないかと思われます。
- 作者: 橘 公司,森沢晴行
- 出版社/メーカー: 富士見書房
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漢字部分は先ほども登場したゴシックMB101(モリサワ)。二度登場する「の」は、同じモリサワの光朝です。大伝説の勇者の伝説8 壊れた魔術師の未来 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 鏡 貴也,とよた瑣織
- 出版社/メーカー: 富士見書房
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「中/下」は竹、「の」はさっきも出てきたはせトッポ。共にモリサワのフォントです。「!」はほかにも同じような形のフォントがある気もしますが、モリサワだとじゅんが近いようです。中の下! ランク2.中の中を目指すオレたち (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 長岡 マキ子,ごまえ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
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この企画でもすでに何回か登場している、モリサワの徐明です。
- 作者: 川口 士,雛祭桃子
- 出版社/メーカー: 富士見書房
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なんとほとんどの作品がモリサワのフォントを元にしているという結果に。富士見はなんだかんだで手堅く本を作っているイメージがあるのですが、ロゴの作り方もそんな印象を感じる一因になっているのかもしれません。*1
続いて一迅社文庫です。
昨日紹介した『夜が来るまで待って』同様見た目からしてオリジナルな雰囲気漂うロゴですが、案の定元ネタらしきものは見当たりませんでした。それにしてもすごいチャレンジングな表紙ですな。
- 作者: 竹井 10日,高見明男
- 出版社/メーカー: 一迅社
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「白鷺このはにその」までと「は」が超極太丸ゴシック体(ダイナコムウェア)、ルビの「け」が新ゴ(モリサワ)、「ない」が超極太ゴシック体(ダイナコムウェア)。「気」はリュウミン(モリサワ)っぽいんですが、だとしても多少いじってあるのは間違いない*2ので、もしかしたらまったく違うものが元になっているのかも。
- 作者: 早矢塚かつや,熊虎たつみ
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2010/06/19
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「桐野」が彩滉(ニィス)、「くんには/がいない!?」がじゃんけん(ニィス)、「彼女」が新丸ゴ(モリサワ)。書名といい書体の組み合わせっぷりといい、上の『白鷺このはにその気はない!』と似ていますが、こちらはニィスのフォントが中心になっています。
- 作者: 川口士,美弥月いつか
- 出版社/メーカー: 一迅社
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3冊と数は少ないですが、それぞれ違う方向性で作ってあるロゴがバリエーションを感じさせます。
次回は25日、MF文庫Jとスーパーダッシュ文庫です。メディアワークス文庫は……まあ、余裕があれば。