自分はオタクじゃないのかもしれない、と思った

 少し前から意味的にはまったく同じことを考えてたんですが、決定的に違うのが上記に書かれているようなオタクの性質について私が批判的なのに対して、kamimagiさんが肯定的、というか「それこそオタクのあるべき姿だ」という風にとらえているということ。

 なるほど、これまで「一般人は俺らオタクのことをバカにしてる」とかいう言説を見るたび「その前になんでバカにされるのか考えてみなさい」みたいな突っ込みを入れたりとか、こういうことを書いたりしてきた私ですが、そういう考え方をするオタクのほうがむしろ異端である、というかオタクはそんなことしない、そんなことする奴はオタクじゃない、と。うーん、目から鱗

 要するにオタクは自己批判しない、というかしちゃいけないんだなあ、と。そうした精神構造がオタクを規定するとなると、いわゆるオタクコンテンツの立場というのはどうなるのか、ということになるわけですが、アニメ、漫画、ゲームといったコンテンツを大人になっても本気で楽しむことが世間的に「後ろめたい」ことであるため、その反動で上に書いたような精神構造を持つ人間が生まれやすい。つまるところそうした精神性とオタクコンテンツとは親和性が高い、という話になるんでしょうな、多分。*1

 いずれにせよ、オタク的コンテンツは好きだけれど、オタク自身やオタクコミュニティは嫌いで、ライトノベルを歴史の中に位置づけたい、とか考えてる自分はメンタリティ的にオタクではないようです、うむ。

*1:すいません何となく思ったことを適当に書いてみました。識者の分析を待つ。