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　なんかもう「はてなの『今日』はデフォルトで翌日6時までだ！」とか言い張るのも無茶な時間になってしまいましたが、本日のカウントダウン、6位の発表です。

　今日でようやく折り返し地点。何人の方が見てくださっているのかよくわからなくて色々不安ではありますが、ゴールまで頑張りますよー。

6位

GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)

「GOSICK -ゴシック-」（桜庭一樹／富士見ミステリー文庫）

　いつの間にか「LOVE」がテーマになってしまったらしい富士見ミステリー文庫ですが、その中でいまでも「ミステリーっぽさ」を保とうとしている作品。まあトリックとかは一級の本格ミステリ等々とは比べるべくもないんですが、ヴィクトリカと久条の関係はホームズとワトスンを想起させて非常に懐かしさにも似たものを感じさせます。

　また、この作品はとにかくヴィクトリカの描写が素晴らしい。特にここ数巻は、ヴィクトリカの久条への態度が軟化してきたせいもあるのか、読んでいてあーもーちくしょうこいつ可愛いなあ、と思うこと請け合い。武田日向のイラストも、いまやほかに考えられないほど作品にマッチしています。

　いまでは一般文芸に活躍の場を広げ、そちらで高い評価を受けつつある桜庭一樹ですが、このランキングを発表した当時は間違いなくこの「GOSICK」が代表作と言うべき作品でした。自分としては「GOSICK」好きだし似たような話ばっかじゃ面白くないし、てなわけでこっちの路線の話もずっと書き続けていって欲しいところ、です。

　その他の既刊はこちら↓

GOSICK〈2〉ゴシック・その罪は名もなき (富士見ミステリー文庫)

GOSICK〈3〉ゴシック・青い薔薇の下で (富士見ミステリー文庫)

GOSICK (4) ゴシック・愚者を代弁せよ (富士見ミステリー文庫)

GOSICK(5) ―ゴシック・ベルゼブブの頭蓋― (富士見ミステリー文庫)

GOSICKs ―ゴシックエス・春来たる死神― (富士見ミステリー文庫)