まほ○さんがその機能を停止するまで あと(ry

殺×愛1―きるらぶONE (富士見ファンタジア文庫)

　皮肉屋な不死の少年が愛だの殺すだのカッコヨサゲな台詞を吐きまくる話その2。

　1巻（殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO― (富士見ファンタジア文庫)）のときもそうだったのだけども、読んでる最中どうしても既視感がつきまとって離れない。ストーリー、キャラとその配置、なにもかもに「どっかで見たことあるなあ」感がつきまとうのですよ。「殺すために愛し合う」という主題を中心に丁寧にまとまりすぎているからかも。あるいは主題を書くためだけに周りの設定が存在してると感じるからか。基本的に「主題のために設定を作った」感のある話はあまり好きにはなれません。

　この流れでいくと基本の展開は割と限られてると思うんで（密が咲夜をだんだん好きになっていってしまう、とかいう展開じゃなかったらむしろ驚く）、それをどういう風にずらしてくるかが楽しみではある。死と愛を並列処理する話はそろそろ食傷気味なんで、単純にそれだけで終わらない話を期待したい。

　ところでそれなりにあれこれあった割に頭から終わりまで5日間しか時間が進んでないわけですがこのペースで行って無事卒業式までたどり着けるのでしょうか。はっ、まさか60巻完結!?（違