文学フリマ新刊 『フランス書院美少女文庫総解説2009』


 5月10日開催の第八回文学フリマに参加します。

 サークル名:NMTP

 スペースNo:F-30

 新刊:フランス書院美少女文庫総解説2009(A5表紙フルカラー、72P、頒価500円)

 今回の新刊は、2007年夏に初版を発行した『フランス書院美少女文庫総解説』の2008年度版になります。内容についてはサークル本サイトから飛べる特設ページでも告知していますが、こちらではもう少し詳しく内容を解説していきたいと思います。

 2008年に刊行された美少女文庫、全36冊。その中で最もすごい作品はどれなのか? 36冊すべてに目を通したリッパー(id:kirisakineko)、deltazulu(id:deltazulu)、そして私、宇佐見尚也の3名が選びました。最もすごかった大賞はもちろん、キャラクター、シチュエーションなどの個別賞も用意してあります。

 2008年、2年以上続いた「サムライガール」シリーズを完結させるとともに、新シリーズ「乙女新撰組」をスタートさせたみかづき紅月氏。さらにこの年には非ポルノレーベルへの進出を果たし、最終的に単著だけで年間10冊と、めざましい活躍を見せました。そんなみかづき氏にインタビュー。デビュー以前から現在までの軌跡と、創作の裏側に迫ります。

  • BOOK REVIEW 2008

 2008年刊行の全36冊を詳細レビュー。各作品の読みどころについて詳細に解説します。あらすじ、ジャンルなどのデータ系も完備。

  • コラム「主人公よ、御曹司たれ。」

 美少女文庫を読んでいると、主人公に名家の跡取りや社長の息子といった、いわゆる御曹司が妙に多いのに気づきます。なぜ美少女文庫の主人公には御曹司が多いのか? メディアの特性を鑑みつつ、具体例を通じてこの謎に迫る、ちょっと長めのコラムです。

  • その他

 2008年の美少女文庫概観、作品リスト


 当日はこのほかに、昨年の冬コミで発行した『ライトノベル×レイアウト』も持っていきます。

 なお今回、お隣のclose/crossさんと合体スペースでの出展になります。特に合同で何か作ったりはないのですが、少女漫画についての同人誌をコンスタントに出されているすてきサークルさんなので(「少女」つながりで)そちらも見ていっていただければと。close/crossさんの当日の出展情報についてはこちらをどうぞ。

 ちなみにさらにその隣は、先日私がインタビューされたサークルファイブエム。代表の坂下大吾氏には、今回のみかづき紅月インタビューで協力していただいてます。ファイブエムさんは先日のライトノベルフェスティバル、コミティアに続いて「5M Vol.2」を頒布予定とのことなので(内容はこちらで紹介されてます)こちらもぜひ。

 私宇佐見は当日普通に売り子をやってると思いますので、よろしければお声かけ下さい。それでは、5月10日にお会いできることを祈って。