エロゲーの良さを一般人に理解させるには
タイトルだけ読むと絶対あちこちで似たようなこと書かれててうわぁ、な感じではありますが。
下の方、「思うんだけどどうして『萌え』じゃなくて『萌え〜』なんだろうね?」へのコメントについて。
何つうかさ、 「萌え〜」 な報道でしかヲタを知らない人達に思想系・哲学系エロゲに関する本気の論戦でも見せてやればいいんじゃね?
「エロ」ゲーについてくそ真面目にで語ってる時点で引かれてアウトだろうなあ。「エロ」とつく時点で世間の認識は「ポルノグラフィ」であり、それについて語ってるオタクども=キモい、であるわけで。対外的なことを考えるなら、オタクは「エロ」ゲーであることの意味をもっと自覚した方がいいと思います。
話は変わりますが、「エロゲーにも素晴らしい作品はある!」みたいに書いてる人はどこまで本気で言ってるんでしょ。エロゲーをプレイしない人に、そのことをどこまで本気で理解させようとしてるのか、っていうことですが。
オタクコミュニティの中で語られる作品の「良さ」ってのは、所詮オタクの中だけの「良さ」なわけで。仮に「エロ」であることの偏見が取り払われたところで、その「良さ」を共有できるとは限りません。「良さ」を理解させようとする前にまず、その「良さ」に相手にも理解されるだけの普遍性があるかどうかを検討する必要があります。
さらにその上で、その「良さ」を相手に理解されやすいかたちで提示することが重要です。たとえば「宮部みゆき好きは絶対ハマる!」「村上春樹好きにおすすめ!」みたいに書くとか。「エロ」の壁さえなんとかクリア*1できれば、こう書くことで興味を持つようになる人も少なくないんじゃないでしょうか。
もちろん、こういうことをやるにはオタク外コンテンツにも通じていないといけないわけですが。実際のところどんなもんなんでしょうかね。オタクの、オタク外コンテンツの摂取具合っていうのは。差し支えなければコメントでもトラックバックでもいいんで教えていただけると幸いです。
ちなみに私が本格的にオタクコンテンツ(主としてライトノベル)を消費するようになったのはここ4、5年のことで、それ以前はライトノベル1に対してそれ以外の本を1かそれ以上の割合で読んでました。当時は宮部みゆき、辻仁成、村上龍、重松清、森絵都etcetcと今以上に濫読派でした。
*1:まあ、これが一番大変なんですが。