えー、25日夜からパソコンの調子が悪く、予定していたカウントダウンが本日まで出来ませんでした。チェックしてくださっていた方々、大変申し訳ありません。

 不幸中の幸いだったのは、今日になってようやく復調したということ。おかげでここの更新も出来るようになりました。そういうわけで、当初の予定とは異なる形になりましたが、最後に3作一気に紹介してカウントダウンの締めとさせていただきます。

 では、どうぞ。











3位

天華無敵! (富士見ファンタジア文庫)

天華無敵! (富士見ファンタジア文庫)

「天華無敵!」(ひびき遊/富士見ファンタジア文庫


 第15回ファンタジア長編小説大賞準入選受賞作。

 富士見ファンタジアのヒロインはただ明るいだけでなく、元気で前向きな印象があるのですが、それを地でいっているのがこの作品の主人公の天華。とにかくポジティブに即断即決、猪突猛進する姿が格好良くて可愛い。その元気を受け止めるのはちっぽけな話では収まらないとばかり、物語自体もどんどんスケールアップ。月どころか火星まで出てくるファンタジーものってほかにちょっとないんじゃないでしょうか(笑)

 5巻から6巻の展開が微妙に打ち切りっぽくてアレな感じですが、最後はきっちり大団円で締めてくれます。もっともっと天華たちの活躍を見たかった、そう思わせる作品です。


 その他の既刊はこちら↓

天華無敵!(4) (富士見ファンタジア文庫)

天華無敵!(4) (富士見ファンタジア文庫)

天華無敵! 5 (富士見ファンタジア文庫)

天華無敵! 5 (富士見ファンタジア文庫)

天華無敵!(6) (富士見ファンタジア文庫)

天華無敵!(6) (富士見ファンタジア文庫)


 続いて2位の紹介。















2位

「ロンドンストーリー」(秋口ぎぐるファミ通文庫


 多分このランキングの中で一番「何それ?」な作品だと思います。見ればこのシリーズが刊行されていたのは今から2年以上前。そりゃみんな憶えてないわ。

「そんな昔の本読んでる暇なんぞないわ」という方。全部は読まなくてもいいです。その代わり、
2巻のあとがきだけ読んでください。それでなんか色々わかると思います。

 そして今、書影を上下逆にするというネタを引っさげて、この作品は我々の前に再び姿を現したわけです。さすが秋口ぎぐる。あなどれん。


 その他の既刊はこちら↓


 さて、次はいよいよ1位の発表です。栄えある第1位は……



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1位

お・り・が・み 天の門 (角川スニーカー文庫)

お・り・が・み 天の門 (角川スニーカー文庫)

「お・り・が・み」

林トモアキ角川スニーカー文庫


「ばいおれんす・まじかる!」にて一時期ごく一部で話題になったような気がしないでもない林トモアキ待望の新作です。内容は……どう説明したものか(笑)。とにかくいろんな要素が詰まって説明するのが難しいのですよ。勇者とか魔人とか第三世界とか。主人公は魔王候補にしてメイドだし。そんな奴らが山ほど集まって斬ったり殴ったり泣いたり罵倒したり死んだり生きたりする、ギャグありシリアスありの話です。

 密度とポテンシャルの高さは当代随一の(なんか違う意味で)超大作。文句なしに当会におけるナンバーワンライトノベルです。


 その他の既刊はこちら↓

お・り・が・み 龍の火 (角川スニーカー文庫)

お・り・が・み 龍の火 (角川スニーカー文庫)

お・り・が・み 外の姫 (角川スニーカー文庫)

お・り・が・み 外の姫 (角川スニーカー文庫)

お・り・が・み 獄の弓 (角川スニーカー文庫)

お・り・が・み 獄の弓 (角川スニーカー文庫)

お・り・が・み 正の闇 (角川スニーカー文庫) (まだ書影なし)








 というわけで非常にいい加減な感じで進んできたカウントダウン企画も今日で終了。明日にはついに「本当はこのライトノベルがすごい! 2006」販売です。
これまで紹介した作品にも勝るとも劣らない怒濤のラインナップがついに公開となります。どうぞお楽しみに。

 読まずに死ねるか! なライトノベル同人誌の決定版、「本当はこのライトノベルがすごい! 2006」は、

12月30日(金) コミックマーケット69

東5ホール ピ-56a

東京大学新月お茶の会

 にて頒布です。数は十分な量用意していますが、万が一ひとりで100冊買っていくようなどっかまちがった非常にありがたい方がいらっしゃった場合は売り切れの可能性もなきにしもあらず。お買い求め予定の方はお早めに。

 それでは皆様、有明で僕と握手! さよーならー。