子どもであれこれっていうのは正直ちょっと卑怯だと思ったり
- 作者: 片山憲太郎,山本ヤマト
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/12/20
- メディア: 文庫
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「電波的〜」も割と「手堅い」感じの作品だと思うけど、今回はよりいっそう手堅くいった感じ。設定とかに色々工夫は見られるものの、ノリ的には少年マンガ。個人的にはもうひとつ何か欲しかった。しばしば挿入される社会への風刺も、ストーリーと少なからずリンクする「電波的な彼女」だからいいのであって、これだと内容と乖離しているように見える。惜しい。
なんかもう色々戯言シリーズとかぶるってのはだれもが気づいてることだろうから軽く触れるにとどめておいて、こっちで色々世界設定が明かされたってことは「電波的〜」でも使うってことかね。うーん、あっちはあくまで「日常に潜む恐怖」みたいなものをあれこれする話であって欲しいんだけども。