チェーンソー娘は相変わらず大好きです

がるぐる!〈上〉 (電撃文庫)

　越佐大橋シリーズ完結編。の上巻。

　良くも悪くも成田良悟。成田は「バッカーノ1931」が一番の良作だと思っていて、それはキャラをきちんと使い切った上でなおかつ上下巻で仕掛けを仕込んでたからなんだけども、逆に言えばほかのどの作品も全部同じに見えてしまうんだよなあ。特にこのシリーズはキャラのインパクトの点で「デュラララ！」「ヴぁんぷ！」と比べるとどうしても劣るので、それ以外の部分でもうひとつ何か欲しいなあと思っていたんだけど、蓋を開ければさらに新キャラ追加かよっ！ 中心軸がないってのは最初のころは確かに新鮮で面白かったけど、こう続くと流石に飽きるぞ。

　とはいえ上巻だけでは結論は出せないので、ひとまず下巻待ち。