ライトノベルで書けないのってこういう話な気がする

風に舞いあがるビニールシート

風に舞いあがるビニールシート

 森絵都は間違いなく私が青春時代(笑)に好きだった作家のひとりで、特に『カラフル』なんかは多分いまでもマイベスト本の一角に食い込むと思う。ここ何年かは読んでなかったものの、本屋とかで名前を目にするたびいつか読もうと思っていた、そのくらいには好きだった。

 で、最近では大人向けの話も書いてるこのひとの本を久々に読んでみたわけですが、うん、やっぱ俺このひとの本大好きだわ。どこかにいそうな人の、どこかでありそうな、けれど頑張って生きている姿を描いた話が6編。どれも本当にいい話なんだけど、特にその中でも好きなのが『ジェネレーションX』。単純なエンターテインメントに慣れきってしまった私にはこのくらいがちょうどいい、ということなのかも。何はともあれ存分に堪能しました。満足。


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