そうか、銀刀の「刀」は日本刀なのか（13へぇ）

BLACK BLOOD BROTHERS〈4〉ブラック・ブラッド・ブラザーズ 倫敦舞曲 (富士見ファンタジア文庫)

　望月ジロー、若かりしころ（？）の話。

　やっぱりあざの耕平は安定して読ませる作家だな、とつくづく実感。いわゆる過去エピソードにあたる話だが、ジローの幼少期の話などと絡めてあって奥が深い。ジローだけじゃなく吸血鬼たちの過去の話とかも読みたくなってきた。まだ物語開始時点まで糸がつながったわけではないけれど、そのへんはおいおい（また何巻か現実の話を書いたあとででも）書くのだろう。特区の話同様こちらも続きが気になるところ。

　ちなみに劇中のミミコへの言及は物語の結末をちょっとだけ明かしているものと思っていいんだろうか。だとしたらこれからミミコはものすごい勢いで成長していくことになるわけで。うん、頑張れ。